人の暮らしが、街を作っていく。
街の中には文化が育っていく。
街は絶えず変化しながらも、どこかで変わらない（変えられない）ものも抱えて、昔から今までずっと繋がっている。
路地はそんな人の暮らしの行き来の中でできた轍のようなもの。その先を曲がって何があるのか、誰かが待っているのか。
私たちは、路地を歩きながら、説明のつかない感情を抱くことがあるのではないでしょうか。
ということで、この春！
美味しいものがあって、歴史の手触りがあって、変わった人がたくさんいて、神様も待っている。
そして魅惑的な路地がたくさんある箱崎の街を改めて違った視点で地図にしました。
それが九州産業大学、九州産業大学造形短期大学部と、箱崎在住のデザイナーや東区役所の方々を巻き込んで箱崎商店が新しくリリースした「ハコさんぽMAP」です。
１年をかけて、これから箱崎で暮らす人、気になる人への情報を整理
「ハコさんぽMAP」の企画は2023年の初頭。
そこからメンバーを募り、学生さんの参加へと繋がり、何度もミーティングや編集作業を重ねて実に１年をかけてじっくり作っていったマップです。
どんな方に使って欲しいのか、どんな情報が必要なのか…。手探りの中で形を模索しました。
人海戦術での地域リサーチとその発表や精査から始まり、学生さんによるプロジェクトロゴのプレゼン大会、商店街メンバーを交えた意見交換、さんま祭り、牡蠣パーティ、刺身試食会などを経て本当に少しずつ、形作っていきました。
その過程で出てきたイメージは「新しく引越ししてくる人」「ひとり暮らしの人」「ファミリー」「箱崎のことを知りたい人」に、“このマップ良いかも”と感じていただけるようなMAPにしたい、というものでした。
つまり、まだ箱崎はよくわからないけれど、関心があるという方に役に立てるものを！ということです。
そのためにはどんなコンテンツが必要なのか、情報整理の方法があるのか、ということを考えて考えて、ギュッと詰め込んだマップです。
例えばコンテンツとしては箱崎商店街の加盟店が全て載っているのはもちろん
- そこに暮らす人の顔が見えるデザイン
- 箱崎を年間を通して楽しめるイベントの整理
- 学生さんが見つけたとっておきの景色
- 箱崎の知って驚くトリビア
- かわいいイラスト
などなどなど、様々な工夫を凝らしております。
配布はJR箱崎駅や箱崎の不動産屋さん、商店街店舗など
お披露目会前に重版も決定するなど好評！
この「ハコさんぽMAP」ですが箱崎の不動産屋さんをはじめ、JR箱崎駅、商店街のお店、ムメイジュク（まちの寄り合い所）他様々な場所で無料配布しております。
既に大変好評で「見ているだけで面白い」「知らない情報がたくさんあった」など嬉しい声や「ここも載せてほしい」「こんな情報もあったら良いかも」など期待を込めた声も多く、初版は既に多くが配布済みで第二版も既に予定しております。
とは言え、数には限りがありますのでぜひ、見つけたら手に取ってバッグに入れてください。
