箱崎といえば九州大学。
つい最近まではそのイメージでしたが、九大が移転しほとんどの建物が取り壊された中、敷地内のごく限られた建造物と一緒に、かつての九州大学を思い起こさせる佇まいを残しているのがこの九州大学正門です。
御影石に九大の象徴とも言える赤煉瓦が施されたどっしりとした門柱は流石の貫禄。
床面の石材も現在は希少なものだとか。
当時の近代建築の資料としても貴重なのです。
斉藤昌平氏(株式会社SAITO社長)より
正門に使われている赤煉瓦をはじめ、失われた塀や建物も含めて、大学建設時には多くの煉瓦が使われていました。当時、その工事のためにたくさんの煉瓦職人さんが、箱崎のまちに滞在していたそうです。
そうした状況から、まちなかにも多くの煉瓦造りの塀がつくられて、今でもそこここに名残を見ることができます。旧市街の古い建物も段々と取り壊され、マンションに建て替わっていく流れがありますが、まちを歩いてみて、当時に思いを馳せてみるのもいいですよ。
場所の
ヒント
大学通りのひだまりのぷりんから北へ100m